DHA&EPAは
 効果がある?ない?
  を薬剤師が教えます!




前回の記事では、

”脂肪酸の種類”と、”各脂肪酸の特徴”を
お伝えしました。
      ↓
体にいい油、悪い油(油の種類)


最も重要なことは、
Ω6系の脂肪酸を減らし
Ω3系の脂肪酸を増やす。
ということでしたね。



たったこれだけで、
本当に人生が変わります。




今回の記事では、
私がここまで断言する理由を
”DHA&EPAが効果がある”という理由を
科学的根拠に基づき説明していきます。



まずは、
『脂肪酸の体内での働き』を
見ていきましょう。



[attention color=”red”]EPAとアラキドン酸(AA)の働き[/attention]



特徴的な働きをするのは、
n-3系のEPA と、
n-6系のアラキドン酸(AA)です。


アラキドン酸は、ω6系の油である
  リノール酸から作られます。



なぜ、これらの脂肪酸が
特徴的かというと、

プロスタグランジン(PG)
トロンボキサン(TX)
ロイコトリエン(LT)

などの
「エイコサノイド」
よばれる生理活性物質が
作られるからです。



これらエイコサノイドは、
”炎症性の物質”です。



細胞膜が傷害された場合や
炎症が起きた場合に、
細胞膜からEPAAAが遊離し

PG などの炎症性物質が急速に作られます。








ここまで聞くと、
同じように炎症性物質が作られるので
”効果がない”
と思われがちですが、
ここに大きな違いがあります。



EPAからも
アラキドン酸(AA)からも
同じようにPGが作られるのに

産生された「PGの作用」
大きな違いがあるのです。



[attention color=”red”]EPA由来、AA由来のPGは真逆の作用をする[/attention]


たとえば、
アラキドン酸(AA)由来のPGは
血管をつまりやすくしたり、
血管を収縮させ細くするなど
強い「炎症反応」を起こします。



それに対して
EPA由来のPG は、
炎症反応を抑制する作用があり
AA由来のPGに拮抗するように
働きます。



上記の図のω3(EPA)
書かれている物質は

アラキドン酸に拮抗していることを
示しています。




つまり、
私たちの細胞膜を
作っている脂肪酸の中に

n-3系(EPA)が多いか、
n-6系(AA)が多いかによって、
全く違った生理作用が
体内で行われているのです。


つまり、EPAには
驚くほどの効果がある
言えるのです。


DHAの効果は書ききれなかっので
こちらに書きました。
      ↓
DHAとEPA効果の違い(頭がよくなるDHA)



そもそも、

「コレステロール値を下げたい」
という理由は



動脈硬化や高血圧、
脳梗塞などで血管が詰まるのを
防ぐためですよね?



「薬を飲む」より、
「油の種類を変える」方が
そういうリスクを減らすことができるのです。



だから、無理に薬を飲んで、
コレステロール値下げなくても

食事に気を付けたら
十分なのです。



ただし、
高血圧や糖尿病などの
基礎疾患まで発展している状態で、
高脂血症になっている場合は
薬も服用する必要があります。



しかし、
数種の基礎疾患を持っている患者さんでも
”自分の努力次第では、
  薬を手放すことも可能”です。




[attention color=”red”]EPA/AAの比率が高い方が病気にならない[/attention]


JELIS試験という
大規模な試験でも

血中のEPA濃度の上昇により

「主要冠動脈イベントリスクを
    有意に低下させる」

という結果が得られています。




平たく言えば、
高血圧、動脈硬化、心臓病、脳梗塞に
なりにくいということです。



そして、
国内の様々な研究でも

EPA/AAの比率が高い方が
心血管疾患のリスクを下げるという
データが
多く得られています。




ここまで書けば、
EPAに多大な効果があることが
わかっていただけたでしょうか?



なぜ、バランスよく
食事をとっている日本人が
生活習慣病だらけで、

なぜ、
脂っこいアザラシの肉
ばかり食べているイヌイットが
生活習慣病にならないか…



そこ答えが、
EPA /AA の比率なのです。


上記をみても、
サプリメントの選び方に迷うという方は
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